謎解き問題の作り方2(小問編)。

あのね、ここってホームページなんですよね。
そうすると、アクセス解析ってやつで、誰がどんなキーワードで検索してきてくれたか。
あとは、どのページを見たくてやって来たのか分かる仕組みなんですね。

ダントツで1位のアクセス数なのが、「謎解き問題の作り方。」。

という事で前回は大枠を作ったので、今回は小謎とか小問って言われる問題の作り方を教えましょう。
教えましょうとか言っておいてなんですが、独自の方法だし所詮は数ある謎解き団体の真似ですからね。
あんまり上からだと各方面から怒られそうなので。

私の場合、ステージ構成をいつも4つにしてます。
起承転結みたいな感じでわかりやすいので。

一番最初のステージは絶対に小問にしております。
これがだいたい7~8問。
前回のブログを読んでくれた方ならわかると思いますが、これは全員を楽しませる為です。
要するに、やる気のない挑戦者をやる気にさせる為ですね。
だから7~8問作ります。

だってね。どんなにやる気がなくてもですよ。
8問あったら1問くらいは解けるでしょ?解けたら嬉しいんですよ。
「苦手だ」
って言っても参加してるわけですから。
解けたらテーブルで他の挑戦者から
「ナイスです!」
とか言われて、
「次、どれやろうかな?」
ってなるでしょ?

これをあのクロスワードパズルみたいなやつにします。
A~GくらいまであってABCDEFGの答えを埋めると、真ん中にKeywordが出てくるやつね。

あ。クロスワードパズルで思いだしたのですが、クロスワードパズルってね。
これ使いやすいんですよ。だって文字がいっぱい入ってるし、その文字を隠せるし。
それはまたいつか話しましょう。

じゃ作り方。

次のステージにすすむ為のキーワードを考えましょう。
これは結構大事なので慎重に考えてください。
意味わかんないキーワードだと参加者が困るので、ちゃんと物語に沿った内容にします。

前の記事の「桃太郎」の謎解きの例だと5問なんだけど、「どんぶらこ」にしましたね。
あれです。あれ。

桃太郎の謎解きなのに、最初の答えが「ものまねしてんのう」とかだったら意味わかんないでしょ?
それはそれで面白いけど。(年代バレるな。

ここでちょっとポイントなんですが。
このキーワードの選び方なんだけど、2文字くらい分かった段階で全部埋められちゃうのは止めましょう。
なので、「どんぶらこ」は悪い例でしたね。

だって、A~Eまでの謎を解きなさい。って言ってるのに、5文字で
AとBが解ったら「どん***」。
こんなのどんぶらこになるに決まってます。
「どんづまり」とか「どんどやき」なんかも当てはまるけど、桃太郎ですからね。

ただ、ここをあえて優しくしておき、
ズルしてやらないチームをわざと出します。
得意げにキーワード持って来ます。当然正解ですよ。
でも、全部答えておかないと最後に困るというパターンを作るのです。
例えば、頭の文字を全部読めとかにしておいて、それがキーになるとか。
これ、制作側としては非常に楽しいので、わざとキーワードをゆるくしておくのも手です。

さてキーワードができたらそれに肉付けしていきます。

私の場合は適当に枠を作りますよ。Excelで(笑)
紙のバランスなんかも考えて作れたら良いですね。

でこんな感じに出来上がります。
これは1作目のえんむすクエスト1です。

これね、不評でした。
マスの中を塗ってしまうと、綺麗なんだけど鉛筆で書き込みにくいのなんの。
だからマスは白(透明)にしましょうね。

そしたら、各問題の答えになる様に暗号を作ります。
ぶっちゃけ、これが一番面倒で難しいです。

頭の中に入れておくものとして、数字、ひらがな、アルファベット。

じゃ適当に例を作りますね。
桃太郎のやつ、引き続き作りましょうか。

「どんぶらこ」になる様にクロスワードみたいなのを作りましょう。

     ふ
 あ  つく
 んだやづろ
⇒どんぶらこ
 んけかおう
  つらりじ
   ぼ
   う

まあ、こんな感じで作りますよ。

長いやつ。
「やぶからぼう」「ふくろこうじ」
こういうものは小問の時に面倒なので、クロスワードパズルに埋め込みましょう。

クロスワードって便利なんですけど、一番時間がかかります。
どっちの答えになっても良いようにします。

「だんけつ」なんてのは漢字で「団結」なので、熟語パズルなんかにしましょう。
 集締
一団結果
 地納

こんな感じ?

熟語パズルなんですけど、難しいのはNG。
中学生以上くらいなら誰もが知ってる熟語を使いましょう。
ここで使えるのがWEB上の辞書です。

たとえば最初の「団」。
これを2字熟語で検索します。
「団 2文字 熟語」とか。

そうすると多分いっぱい出て来ます。
良さげなものをピックアップして作りましょう。

あとは、アルファベットに1回変換して答えさせたり、
なぞなぞ風の絵文字を作ったり・・・。
あとは、いろんな謎解きの小問を見て、自分ならこうするだろう。
って作ってみたり。

次回はクロスワードパズルの作り方をやってみましょうかね。