作り手から見る脱出ゲーム

そんなわけで、作り手になってしまった訳なんですが。

どんなワケかって。前の記事読んでください。

謎解き問題の作り方。


この辺で書いてます。

じゃあ、作る側に回ってから参加するとどういう目線になるのか。
誰も興味無さそうな話を掘り下げてみます。

まず脱出成功率。

すっげー上がります!

って言いたいんですが、全く脱出できません。
ゲーム作る人がゲーム上手い訳じゃないんですよ。

やっぱりキレイな謎が出た時には、
「こーれはすげえ!ホントにすげえ!」
って感心しちゃって、次に進めない。とか。
逆に答えが解った時に、
「えーでもこれ根拠薄いよねぇ。ホントにこれで良いのかな?」
とか妙に深入りしちゃったり。
正直作り手に回ったところで、あんまり脱出率ってのは変わらないです。

でもねでもね。
1回だけ嬉しい(?)できごとがありましたよ。
中身はネタバレなんで言わないけど、
自分が考えて結局使わなかった謎を、某S○RAPさんが使ってた事。
当然、これは回答できますね。
例えるなら、受験勉強ヤマ張ってそこが出た!みたいな感じ?

あと、いろんな会社の謎解きを見るんですが、
自分だったらこうするなぁ、この方が面白いのに…。とか常に考えてます。
これはきっとデバッグで難しすぎて難易度調整したんだろうな。
だからここと辻褄合わなくなっちゃってるんだな。とか、
ここ何人かでストーリー作って世界観おかしくなっちゃってるな。とか、
わかるようになります。

これ言っちゃいけないんだろうな。
でもいいや。

あの、脱出イベントでいわゆる小問ってあるじゃないですか。
クロスワードみたいなやつね。
あれの答えってね、作り手としたらイベントに関連したキーワードで埋めたいんです。
それが一番キレイだから。

例えば、婚活イベントだったら、

 ・とわのあい
 ・ゆびわこうかん
 ・かしいしょう
 ・のりと

とかそういう風にしたいんです。
でもどうやっても縦読み上手に行かない。そうするとどこか1問だけ浮くんですね。答えが。

 ・とわのあい
 ・ゆびわこうかん
 ・かしいしょう
 ・だいおういか ←これ厳しいの
 ・のりと

みたいな。
これは極端だけど、

   とわのい
 ゆびわこうん
    かししょう
     だおういか
    のり

こうしたいわけですよね。

こういうの見つけると、あー苦労してこれにしたんだな。って思います。
でもここまで苦労して入れてきたってことは、逆に後でまた使うんだろうな。って思います。

という感じで、
作り手になると見えてくるものがたくさんあるんですね。